コールチェーンの使用説明
機能紹介
呼び出しチェーン(別名「trace」)はユーザーに対話の洞察を提供し、対話中のモデル、ナレッジベース、MCP、ウェブ検索などの具体的な挙動を把握するのに役立ちます。それは OpenTelemetry をベースに実装された可観測ツールで、エンド側でデータを収集、保存、処理して可視化を実現し、問題の特定や効果の最適化に対する定量的な評価根拠を提供します。
各対話は1件の trace データに対応し、1つの trace は複数の span で構成されます。各 span は Cherry Studio のある処理ロジック(モデルセッション呼び出し、MCP 呼び出し、ナレッジベース呼び出し、ウェブ検索呼び出しなど)に対応します。trace はツリー構造で表示され、span がツリーノードとなり、主なデータには処理時間やトークン使用量が含まれます。もちろん span の詳細では具体的な入力や出力も確認できます。
トレースを有効化
デフォルトでは、Cherry Studio をインストールした後、Trace は非表示の状態です。「設定」-「一般設定」-「開発者モード」で有効にする必要があります。下図のように:
また、以前のセッションに対しては Trace 記録は生成されず、新しい問答が発生したときにのみ Trace 記録が生成されます。生成された記録はローカルに保存されます。Trace を完全に削除する必要がある場合は、「設定」-「データ設定」-「データディレクトリ」-「キャッシュをクリア」で削除できます。あるいは手動で ~/.cherrystudio/trace 以下のファイルを削除しても消去できます。下図のように:
シナリオの紹介
全チェーンの確認
Cherry Studio の対話ウィンドウで呼び出しチェーンをクリックすると、呼び出しチェーンの全体データを確認できます。対話中にモデル、ウェブ検索、ナレッジベース、MCP を呼び出したかどうかにかかわらず、呼び出しチェーンウィンドウで全体の呼び出しデータを確認できます。
チェーン内のモデルを確認する
呼び出しチェーン内のモデルの詳細を確認したい場合は、モデル呼び出しノードをクリックして、その入力や出力の詳細を確認できます。
チェーン内のウェブ検索を確認する
呼び出しチェーン内のウェブ検索の詳細を確認したい場合は、ウェブ検索呼び出しノードをクリックして、その入力や出力の詳細を確認できます。詳細では、ウェブ検索に対して行ったクエリと返された結果を確認できます。
チェーン内のナレッジベースを確認する
呼び出しチェーン内のナレッジベースの詳細を確認したい場合は、ナレッジベース呼び出しノードをクリックして、その入力や出力の詳細を確認できます。詳細では、ナレッジベースに対して行ったクエリと返された回答を確認できます。
チェーン内の MCP 呼び出し状況を確認する
呼び出しチェーン内の MCP の詳細を確認したい場合は、MCP 呼び出しノードをクリックして、その入力や出力の詳細を確認できます。詳細では、この MCP Server tool に渡された入力パラメータとツールの返却を確認できます。
問題と提案
本機能はアリババクラウドの EDAS チームによって提供されています。問題や提案がある場合は、DingTalk 群(群番号:21958624)に参加して開発者と直接詳しくご相談ください。
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